会社概要

トーアエンジニアリングは、1985年に初めて木造軸組工法用のプレカットシステムを生み出して以来、今日に至るまで一貫して、木造住宅の品質向上を通じて社会へ貢献する営みを続けてきました。
ご存じのように、日本では数多くの住まいが季候と風土に調和する木造で作られてきました。木材の持つ強さと柔軟性は、季節豊かな幅広い自然の中でも我々に快適な住宅を提供してくれています。この素晴らしい住宅文化をより一層高める為、精緻で安定した加工を実現する仕組みとして、コンピューターと加工機械を組み合わせたプレカットシステムを作り上げました。今では数え切れないほど多くの木造住宅がプレカットによって建てられるようになり、この間の活動を通じて私達も事業を発展させてきています。
そして、日々の生活には欠くことのできない住まいですが、近年は社会が経験したことのない大きさで災害に見舞われるなど、暮らしを支える住まいに対する考え方も変ってきています。今より丈夫で安全、心地よく安心であることが求められるようになりました。もちろん我々は、この様な声に応えるべく日々製品の開発と研究を繰り返して日進月歩で進化を続ける技術革新と向き合っています。その答えは、木造住宅の構造安定と快適な住環境としてプレカットシステムを通じ提供し続けています。さらに、培った技術を基盤として、木材の利活用へも大きく展開を図っています。循環資源である木材への注目が集まる中、大型の木造建築物が姿を現すようになった今、我々のシステムもこれらを支えるツールとして展開を図っています。
私達が住まう社会は、先の環境問題だけでなくパンデミックや少子高齢化など、多様な方面からの課題に直面していますけれども、これらの課題に向き合う力を支えるのは、安心して過ごせる毎日の暮らしだと考えます。これからも、私どもはずっと築いてきたプレカットシステムの充実を最大限に果たすことで、暮らしの場である住宅の安定供給への貢献と新たな木材利用の場を作り出す一助となり、さらなる事業成長の実現と木材製品の品質向上に寄与する挑戦を続けてまいります。